生きとし生けるものとー親愛なるヘリオット先生へ2007/06/01 22:55

ヨークシャーのダロウビーという小さな町で日々
牛馬羊豚犬猫まで若さと情熱で日々獣医として
往診に診療明け暮れるヘリオット先生はまさに
あこがれの職業にあるあこがれの獣医そのものだった。

自分が獣医になれないなら
せめて獣医さんの奥さんせめて牧場を持つなどと、
夢はなに一つかなわなかったけど、きっとそのことは
別の夢を追うための何かだったんだろう。

ヘリオット先生の若き獣医師としてのデビューから
修行経験が描かれている第一作には早くも
忘れられない患畜とのエピソードがある。

老犬老猫と暮らすミス・スタブズが愛する飼い犬猫と
死んだら別れ別れになるのではと恐れて涙を流すと
ヘリオット先生は彼女の手を握っていう。「あなたの
動物たちはあなたがどこへ行こうとそこへついて
いきますよ。」
動物たちを看取るのが私たちの仕事ではあるけれど、
不幸にして先に召されたときに動物たちを迎えるために
先に逝かされることもあるのかもしれない。そんなことも考える。
ミス・スタブスはその言葉に安心して世話をしてくれる
ミセス・ブロードウィズに愛犬愛猫を託して旅立った。
天国とは愛するものとの別れの怖れなく再会できる
場所だと信じたい。

猫が縁での友人でもあり、第2の母であり、俳句の師匠でもある、
Mおば様が今、脳挫傷で入院している。
猫たちは決しておば様から離れることはないだろうが
もう少しあと少しいつものお庭でいつものように
猫たちの句をつくってほしい。祈りの日々は続く!