小さな奇跡2011/05/03 15:39

ともだちや猫や仕事やあれこれを含めて
かけがえのないものとの出会いは
やはり奇跡に近い巡り合わせがあると思う。

小さな奇跡というポール・ギャリコの短編は
みなし子の少年が、自分の愛するヴィオレッタという
ロバを助けたいがゆえに、ローマ法王へ直にお会いして
聖フランシスコ様の聖廟にロバをいれてもらって
病気を治してもらおうとする。
奇跡はヴィオレッタのことではなく、少年の真摯な愛情は
「あきらめちゃならない」と、鉄壁のスイスガード(法王警備)
を突破し、法王様の心を動かすことで終わっている。

でも小さな奇跡は大きな奇跡そんな予感でロバのヴィオレッタの
ひづめの音でなぜか、きっと少年とロバは幸せに向かってると
信じられる。

来年の猫友カレンダーのデータを送ってくださった。
今年、震災で愛猫をなくされた方もいるかもしれないし、
本当はそれどころじゃないと思う方もいるかもしれない。
でも、被災地以外でも猫たちは出会いや別れを含めて
常に奇跡を持ってると思う。

猫を愛するもの同士、愛猫をなくされた思いや、
なくなった猫ちゃんへの追悼の思いにより添えたら、
そして震災中で命がけで守ったご家族の奇跡をたたえ
復興を励ませると信じたい。

スタッフの方々が今年は無理でも来年は絶対参加したい
と思ってもらえるカレンダーを作り、被災地の猫友さんに
届けたいという、できたら被災地の猫友さんも参加できる
といいなぁ。

ともだち2011/05/25 10:20

先日の電話でYさんがくれた言葉。
「あなたとともだちになれたことが、本当にすばらしいことよ」
同じ言葉をYさんに返せる。

最近は、ともだちなんてつくろうと思って作れるものではないと思う。
かといって、であってしまえば、一緒にいる時間が少なくても
しっかりと心のどこかでつながってるような気がする友人は年も男女も
関係なくできるとも思う。
そして、その友人たちがいることが、どれだけ支えになってくれてるかと、あらためて感じる。

「らいおんはしった」は1981年に発行されたときは、残念ながら
知らなかった。中谷千代子さんのなつかしく、あたたかい、
けれどサバンナの迫力を感じさせる え と、
工藤直子さんのせつなくなるようならいおんとしまうまのやりとり。
こどもなら、引きこまれてしまい、大人の私は
ついつい「うん、いいなぁ、こんな出会い。」とついつい涙してしまう。

私とYさんは、らいおんでもしまうまでもないけれど、
でも、いつまでも大切なともだち。