追悼録~小さな手紙2011/01/12 11:08

中学2年生の時だった。
TVの子役の少年に一目惚れ
した私は、彼が出ている番組に
問い合わせかメッセージのハガキを
出したことがあった。
突然、そのつたないメッセージが
番組で紹介されびっくりしたことがあった。

その翌日、一通の手書きの手紙
が届いた。番組に手紙のお礼、
そして今後の情報そしてこれからも
番組をかわいがってくださいと書かれていて
プロデューサー横澤彪とおしげもなく名前が。
プロデューサーという仕事がえらい人で
忙しい人という知識だけはあったので
「なんて、やさしい人なんだろう。」
そして、番組あてにくるハガキ1枚1枚を
丁寧に読んでくれてるのだというなにか
信頼のようなものがわいた。

その後、かなり有名な番組にそのプロデューサー
さんが出るたびに心の中でちょっと自慢
と、自分の中でニマっとした。
おととい、その方の訃報が報じられた。
多くの芸能人、大物芸人がその死を悼んでいた。

私のいただいた一通は彼が書いた何千通もの
手紙のうちの一通にすぎないのだけど、
きっとそんな一通を出す手間を惜しまない方
だったから、あれだけ慕われるお仕事が
できたのではないかと思う。

はじめてTVで手紙を読んでもらうという
貴重な思い出と1通の手紙をわざわざくださった
プロデューサーの横澤彪さんに心から感謝し、
ご冥福をお祈りしたい。

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